設立趣意書

「所有」から「利用」へ

ソフトウェアをとりまく状況はこの30年間で大きく変りました。
80年代初頭は高性能ワークステーションの時代であり、システム開発はプロの領域でした。 現在と比べると陳腐な環境でしたが、それを補う情熱と好奇心をもつ技術者達が自由闊達に議論しプロジェクトを遂行していました。

90年代はインターネットとパソコンが主役です。システム開発の裾野は個人へと広がっていき、 有用なアプリケーションが低価格で入手できるようになりました。
90年代後半以降はオープンソース化の流れが加速し、コスト競争は激しくなるばかりです。

今日ではモバイル端末の普及により、望むサービスをどこにいても受けられるようになりました。 ソフトウェアは「所有するもの」から「利用するサービス」へと変ったのです。

感動を生む製品

誰もが気軽に利用できるソフトウェアですが、使う楽しさや驚きがもたらす感動を与えて初めてその価値が認められます。 利用者の期待を裏切る製品は悪くすれば会社としての信頼を失うことになります。

感動を生む製品を作るにはどうすればよいのでしょう。

  • 利用者の声に深く耳を傾けること。
  • 利用者の思いを形にすること。
  • 経営層と利用者のギャップを埋めること。

答は一つではありませんが、真摯な気持で利用者の側に立つことが大切だと考えています。

開発者のマインド低下

システム開発の現場はどうか。 利用者の要求を的確に捉え、満足を得る品質・価格の製品を生み出しているでしょうか?
コストを下げることにエネルギーを集中し、仕様を満すだけの製品を供給していないでしょうか?
かつてのような高い志と情熱で困難な課題に挑戦できる機会も少くなっているため、開発者のマインドは低下しています。

新しい組織の設立

このような変化に対応するには、新しい体制で臨むことが必要であることを痛感しました。 忘れかけていた仕事に対する情熱や達成感を取り戻し、高い志を持って「感動を生む」製品・サービスを創る会社を興すことを決断した次第です。

2012年6月吉日